さらなる手の込んだ罠

出会い系サイトに「出会い銀行」開設という話。
出会い系サイトの中にできた銀行に女性から自分宛に援助金が振り込まれているという話。
そしてそれは現金化できるという話。
今まで騙されていると思いながらつぎ込んできたお金を取り戻すことができる。

有頂天になるのも無理はありません。
しかし冷静に考えると本当なのかという思いも頭をもたげます。
あまりにもおいしい話に喜ぶというよりも腕組みをしてしまう自分もいます。

管理者から、すでに残高は1000万円を超えているというメールが届いています。
はたして出会い系サイトに登録しただけで、1000万円も手に入れることなどあり得るのでしょうか。

もしかすると、それらのお金は黒いお金で、犯罪に手を染めた女性たちが処分に困って自分に託したのかもしれない。
そうであれば、受け取った自分も共犯に問われる可能性がある。
と、様々な思いが交錯します。

出会い系サイト内の銀行に振り込まれたお金をおろした途端に、ヤミ金業者から「貸した金を返せ」と法外な利息付きで返済を迫られることも考えられます。
あるいは、お金を受け取った後、ラブホテルで女性に会うやいなや、裏口から若い男たちが現れて逆に金を取られてしまうことも考えられます。
いわゆる美人局なのではないのか・・・なども考えてしまいます。

お金を受け取ったはいいですが、何か大変なトラブルに巻き込まれそうな妄想が頭を駆け巡る人も多いでしょう。
いろいろ逡巡している間に出会い系サイトから次のメールが届きます。

「私はあなたと会うと決めているからね。だって銀行を利用開始してくれたら、あなたにも余裕ができるでしょ?私が振り込んだ30万円も受け取ってくれていいからね?手続きしてくれること、信じていいよね?」
という内容です。

実は「出会い銀行」を利用するにあたって、サイトには「銀行ができてから24時間以内に利用開始の手続きをしなければ、すべてのお金が没収される」と記載されているのです。
それゆえ上記のようなメールが来るのです。

多くの人は手続きをするのを躊躇するでしょう。
世の中こんなにうまい話は存在しないのが、長年生きてきたなかで唯一間違いのないことです。
それを今回は根底から揺さぶるような大事件なのです。
多くの人は持っていかれるというでしょう。

やはりここは出会い系サイトのワナと思うべきですね。